






🗡️ Own the edge of precision and power with the legendary S1x!
The ファルクニーベン S1x is a premium full tang hunting knife crafted in Japan, featuring a 132mm Lam. CoS steel blade with 60 HRC hardness and a durable 6mm thickness. Its ergonomic thermorun handle and satin finish make it both functional and stylish, designed for ambidextrous use and built to last.
| Model Number | S1x |
| Color | サテン |
| Size | 132 mm |
| Hand Orientation | 両利き用 |
| Material | プラスチック |
| Batteries Included | No |
| Target Audience | MENS, ユニセックス・アダルト, 成人 |
| Product Dimensions | 29.01 x 7.62 x 5.08 cm; 317.51 g |
O**2
頼りになる小さな相棒
ナイフ歴25年以上で多数のナイフを所有している自称ナイフマニアです。それでは早速、マニア目線でのレビューをひとつ。まず、最初にマニアとして恥ずかしながらFallknivenのナイフはこれが初めてでした。他のメーカーはたくさん持っているにも拘らず自分でも意外でしたが好みのメーカーに偏りがあるのが原因でしょうね。今回はキャンプ場で周りに威圧感を与えない大きさで且つバトニングも余裕でこなせる丈夫さを備えたナイフが欲しくなり、数ある候補の中より今回このS1x購入に至りました。愛用しているBarkRiver Bravo2も充分過ぎるほど頑丈ですが、ちょっと大きすぎて流石にキャンプ程度にはオーバースペックだと感じるようになりました。実は他にもキャンプ用として以前KA-BAR Becker BK2を買ってみたのですが、約420gと言うあまりの重さ(ブラボー2より重い)と大きさで迫力はあるのですが個人的にはコレジャナイ感が強く、結局お蔵入りになってしまいました。(BK2も安くて丈夫な良いナイフだとは思いますけど)刃長5インチ程度でフルタング、コンベックス(蛤刃)またはスカンジグラインド、ステンレスまたは同等の錆びにくい鋼材でなるべく軽いものという条件の中でS1xが目に留まりました。近ごろ著しく値上がりしているBarkRiverの同クラス(ブラボー1.25など)と比べればかなり割安で評価も高いことが購入の決め手になりました。さて、届いた外装箱を見て念のため本物であることを確認(ヤフオクなどで中国製の偽物も出回っているため注意)して開封したところ、予想以上にコンパクトであるにもかかわらずズッシリ重厚感溢れ且つ精緻な作りにすっかり惚れ込みました。そう言えば、以前ColdSteelのTrailMaster Sanmaiを手にした時も同じように感動したことを思い出しました。(同じ服部刃物製ですもんね)手にした感触ではズッシリ重さを感じますが、実測288gでありBK2やブラボー2より100g以上軽く、この頑丈な造りを考慮すれば充分許容範囲内かと思います。ベベルグラインド(刃の先端に向かって鋼材を薄く削ること)は正確で左右のエッジ境界のラインに僅かな差異と乱れが見られるものの、ほとんど気にならないレベルです。(近頃のバークリバーはハズレを引いたら左右不均等らしいですからね)サテン仕上げも美しく、芯材と表層材の境目が綺麗に出ています。ファクトリーナイフ(量産ナイフ)としては価格相応の高品質な仕上がりだと思います。さすが服部刃物はいい仕事しますね。ファクトリーナイフと言えどもグラインドや刃付けは未だに手作業が多く、個々の職人の技術により違いが出ることは多いようです。バランスは人差し指の位置にドンピシャでヒルトの少し下辺りです。鋼材については、芯材の武生特殊鋼材製コバルトスペシャル(CoSP)を420J2で挟み込んで鍛接した複合鋼材になっており、炭素含有量が高く高硬度なCoSP、そして炭素含有量は低いが柔軟性のある420J2を組み合わせることで、耐摩耗性(エッジ保持力)、靭性(折れにくさや欠けにくさ)、耐食性(錆びにくさ)を兼ね備えたいわゆるいいとこ取りになっています。おそらく複合材自体も武生特殊鋼材で製造されたものでしょう。同社はスパイダルコのナイフや高価な包丁によく使われる鋼材VG10の製造元として大変有名です。刃厚は6mmでスパイン側(刃の反対側の峰部分)からも異なる鋼材の層がうっすら確認できます。CoSPの厚みは中心部の1.5mmほどしかありませんので25%がCoSP、残り75%が420J2ということになります。このlam.CoSや下位グレードのlam.VG10ついてですが日本製の鋼材として製造工程は違えどクルーシブルやボーラーなどの粉末鋼に性能面で対抗し得る貴重な存在だと思います。硬いハガネを軟鉄で挟み込むと言う日本の伝統的な手法が近代的なナイフ鋼材にも活かされていると言えるでしょう。CoSPはクロム含有量が16%もあり、また420J2もダイビングナイフに使える程耐食性が高い為、鋼材全体として非常に錆びにくく、使ったあとは水でさっと汚れを流して拭き取れば充分なのではないでしょうか。木材を切った程度ならしばらくそのままでも問題ないくらいだと思います。いかに強靭な複合材といえども無茶な叩きつけを繰り返していると金属疲労でポキッと折れます。(JOE X氏のyoutube動画でボンネットへの十数回の突き刺しの後、コンクリ塊への執拗な叩きつけによりA1xが根本からポッキリ折れているのをみました)また芯材のCoSは硬度が比較的高い反面チップしやすいので太い骨などの硬いものを無理に切るのは避けましょう。とはいえ余程無茶な使い方をしない限り問題ありませんので神経質にならなくても良いでしょう。箱出しの切れ味については可もなく不可もなく、コピー用紙やレシートはそこそこ切れるものの新聞紙は途中で引っ掛かりスパスパとはいきませんでした。木材への食い込みは悪くありません。紙の切れ味がナイフの良し悪しを決めるものではないと分かってはいるものの、やはりスパッと切れた方が気持ちいいですよね。刃先をマイクロスコープで観察してみるとマイクロベベルは見あたらないもののエッジラインがぼやけていましたので、ブラックアルカンサスストーンで仕上げ研ぎしてからストロップしてみました。その結果、新聞紙スパスパです。(笑)刃先の曲面に沿うように軽く滑らせて片面ずつ十数回研いだだけですが良い刃が付きますね。実際に刃がついている部分の長さは12センチ程なのでバトニングであれば直径10センチくらいまでの薪なら問題ないでしょう。私がFallknivenを選択した理由のひとつにコンベックスグラインドであることが挙げられます。日本刀や剣鉈のような日本の伝統的な刃物に多く用いられている形状であり、叩きつけるようなハードな用途に耐えられる優れたブレードジオメトリです。くさび効果により、木材に食い込んだあと刃先が直接木材に触れずベベル面で押し広げて割いていくイメージになるので刃先が摩耗し難くなります。(北欧のナイフによく見られる浅めのスカンジグラインドも同等の特性だと思います)難点は研ぎが難しいことですが、大きく刃が欠けたりしない限りはストロップ(革砥)で充分でしょう。試しに期限切れのクレジットカードを短冊状に切ってみたところ、ICチップの金属部分が固くて刃先が乱れてしまいましたが、ファルクニーベンの小型砥石DC3で軽く研いだだけで切れ味が復活しました。驚くほど手早く研ぎ上がるのでおすすめです。あと、コンベックスかつ刃の厚みが6mmもあるためジャガイモやリンゴなんかは綺麗に切れません。叩き割ったような断面になってしまいます。分厚いナイフ全般に言えることですが、使えなくはないものの調理には不向きです。そこを敢えてナイフ1本で乗り切るのも醍醐味なんですけどね。全てを賄える万能ナイフというものはなかなか存在しないものです。グリップはペラペラの樹脂製ですがトルクスレンチで着脱可能であるため、気に入った素材でグリップを自作してみるのも良いでしょう。(着脱には左右で同じT15のレンチ2本必要なので注意)興味本位で早速グリップを外してみましたが、タングは肉抜きなしの金属の塊でとてつもなく頑丈であることが判りました。グリップは両面(2枚)で30グラム程という驚くべき軽さです。もし材質がG10であったなら倍の重さはあったかと思います。グリップに使われている三菱ケミカル製のサーモランという素材はプラとゴムの中間と言うか、ポリプロピレンに近いような感触で弾力性がある割にしっかり握るとチェッカリングがちゃんと手に食い込むという不思議な素材ですね。手が小さい私には分厚いタングと薄いグリップの組み合わせがちょうど良い厚みでピッタリフィットします。ふつうグリップパネルの外周はタングとツライチになるのが一般的ですが、S1xはあえて僅かにタングが露出するデザインとなっているのが印象的です。理由として考えられるのは、①デザイン上フルタングであることを強調するため、②バトニングなどでタングの部分をぶっ叩いた時にグリップが壊れたり外れたりしにくいようにするため、などが考えられます。いずれにせよ握った時に段差を感じにくいギリギリのラインになっていますね。ロック機構付きのザイテルシースですが、これまた何とも言えない独特な造形で機械部品を思わせるような工業的なデザインですね。プラシースとしては一般的な品質で強度も申し分ないと思います。私はプラシース肯定派なのでColdSteelのSecure-Exシースのナイフをいくつも持っていますが、それらより曲げ強度が高く安全性が高い印象です。ただし本品に関してはロック機構はしっかりしているものの、ロック時にもガタつきが結構あるのが少々残念なところです。シースに収めた際にヒルトがシースの覗き穴から見え、しっかり収まっていることが確認出来るのが面白いですね。よく考えられています。また、シース底面(ナイフの先端側)は通気口になっており、シース内の大きめの内部容積と相まって全体的に通気性の高い作りで使用中に多少濡れたままシースにしまっても錆びにくい構造になっています。(もちろん長期保管の際はしっかり水気を拭き取りましょう)ロック機構があるためシースに固定用ストラップが不要となりスッキリしていますし、ナイフを引き抜く時にストラップを切ってしまう恐れもありません。シース両側面と下面にストラップホールがあり、工夫次第でいろんな身に付け方ができそうです。欲を言えばベルトループも取り外し出来て交換可能なら良かったのですが・・・全般的に機能性が非常に高い秀逸な設計のシースだと言えるでしょう。大変長文になってしまいましたが、ようやく締めに入りましょう。全体として価格相応の高品質であり、また無駄な装飾は一切なく、まさに質実剛健で野外で頼りになるタフなナイフだと思います。最近人気の高いバークリバーと比べると鋼材やハンドル材は選べないものの、グリップは自作すればカスタマイズできますし、品質面ではバラツキが少ないという点ではファルクの方が上でしょう。総合的なポテンシャルも高く、お手入れのしやすさから初心者にもお勧めですね。個人的には大きさといい重さといい、探していたものにようやく出会えた感じがしています。キャンプなどアウトドアのお供として活躍してくれることを期待しています。
G**5
素晴らしい!流石、made in japan
やっと手に入れた。amazon outletで「非常に良い」を注文して、使用したものの返品商品だったらどうしようかと思って待っていたら、何と外装がつぶれているだけで未開封、未使用品でした。流石、made in japan 仕上げは素晴らしくブレードは傷ひとつ無く、所有欲を満たしてくれました。手に持つだけでワクワクし、持った感じのバランスはとても良いです。買って良かった。
鳩**鳩
素晴らしい品質。グリップがやや悪いのだけは気になる。
キャンプ用に1本だけ持っていく用途で購入。モーラ等より刃渡りが長いため、より薪割りやナタのような作業がやりやすくなっている。刃厚もありコンベックスグラインドだからか、面白いように薪がバコバコ割れる。反面細かい作業に関しては慣れが必要。焚付作りとかは得意。調理には刃厚があるので不向きながら、根菜類を切ったり玉ねぎを調理したりはまあ問題ないレベル。研ぎに関しては今の所問題は生じていないが、硬いので研ぎにくい感覚。モーラ同様底部が飛び出しているのでノミのようにも使えなくもないが、やや厳しい。これは完全に好みと手の大きさ次第だと思うので★を引いていないが、グリップは小さいし平らなのでシンプルではあるが、ちょっと手に合わず使い勝手が悪い。多分一番気になる部分だと思うけど、背の部分はそこそこエッジが立っているから、ロッドをこすりつけて火花を飛ばすのはやりやすい。
Trustpilot
3 weeks ago
2 months ago